2019年12月3日火曜日

視神経乳頭陥凹拡大(2)

前回眼科に行ったときに、「念のため精密検査をしておきましょう」
と言われ、予約をしたらなんと三か月後・・・
あの時は暑かったのに、季節はしっかり冬。
それも「瞳孔開く薬を使うので、車で来ないでください」と言われ、
最寄りの駅から冷たい雨風の中歩く羽目に。

で、検査というのが診療明細からすると

静的量的視野(片) ・・・ハンフリー視野計、光が見えたらボタンを押す検査
眼底カメラ     ・・・Optos 200tx、超広角走査レーザー検眼鏡
細隙灯(前)
精密眼底(両)

まず最初に行ったのが視野検査。片目づつハンフリー視野計を使って、
それぞれの目の「盲点」の大きさ、形状をチェックしました。
これが片目で約10分もかかる試験で、結構大変でした。
中心に光るオレンジの光を注視しながら、他の部分が光ったらボタンを押す、
これを繰り返してマッピングをする検査です。
光ってもボタンを押さなかった(見えていない)ところが黒く塗りつぶされたチャートを見せられて、「ここが貴方の盲点になります。正常の人より広い範囲です。」とのこと。
初期の緑内障の発見や、経時での変化有無を見る経過観察に向いている試験のようです。
結論からすると「盲点が大きくなっているけれど、緑内障の心配はない」とのこと。

盲点が大きくなっている理由は前回指摘された通り、
強度の近視の場合、眼球が球体ではなく、
ラグビーボールのように長く引き伸ばされており、ぶどう膜といわれる部分が延ばされて隙間ができていることが原因であろうと。
・・・眼底写真を見ると、確かに視神経の周囲に隙間がありました。
さらに眼底写真に写っている網のような毛細血管がハッキリ写っていることから、
だいぶ引き伸ばされている状態であることも指摘されました。
写真にはっきり写っていない、網膜が薄くなっている懸念の箇所、破れている箇所の検査は、実際に細隙灯を使ったり、レンズとライトを使って目視で見ていただきました。
そして先ほどの結論に。
「視神経乳頭陥凹拡大」という健康診断の結果と、今回の診察結果の関係が
良く理解できました。

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